熱圧着の用途とその方法

熱圧着とは名前の通り、熱を使用してくっつける手法のことです。同じ素材や違う素材を融点まで熱して、ドロドロになる一歩手前まで溶かします。そして柔らかくなったくっつけたい素材同士を重ね合わせ、圧着します。これにより、溶けた成分が多少混ざり合いより強固に接着することができるのです。
原子レベルで見ていくと、物質は暖められると膨張しようとします。これは原子と原子の間に隙間が生じるためです。そしてその隙間に別の素材やくっつけたい素材をはめ込み冷やすことにより原子同士が絡まり合ってまた原子の隙間がぎゅっと狭まり摩擦力が増すのです。

溶接との違いは、物質を完全に溶かしてしまわないところです。溶接は完全に物質を溶かし切ってしまいそしてその物質を混ぜ合わせることにより、新たな金属を作り出して接着します。しかし、熱圧着は完全に物質を溶かさないのでその物質の性質を残したい時に使用されます。また、接着剤との違いは有機溶剤などを使用せず、熱だけですので有毒ガスや異物を表面につけずにすみます。繊細な部品などに熱圧着は使用されます。

また、熱圧着はゴムやプラスチックなどの溶けやすいものだけではなく、銅同士やニッケルなどの違う種類の金属同士も熱圧着でくっつけることが可能なのです。方法は同じで、金属を熱してより強固な力で圧着するだけです。金属を熱するのにより熱エネルギーが必要なのと、圧着する力が必要なところが違うぐらいです。

オフィス機器に関する営業事務あるある

建築会社で、営業事務を経験したことがあります。

営業の方は、外回りから帰って来ると、いつも突然、「この書類コピーしてね。5分後に出かけるから!」と、無理難題をおっしゃります。
その勢いに乗っている表情から、これは何とかしなくてはならないという使命に駆られます。「はい。かしこまりました。」と、にっこり余裕の表情でコピーを始めますが、そこへお得意先の、お話がとてもとても長い社長様から電話が入ったりします。
「ふざけんなよ!」などとは決して言いません。

以前、花屋に勤めていた時“生き物は愛情を込めて話しかけるとそれに応えてくれる”と教わったことを思い出し、毎朝パソコンに「おはよう!きょうもめっちゃ美人だね。」コピー機に「大好き。私にはあなたしかいない!」ポットに「よく頑張っているね!」と、生き物を大切に思う以上に精神誠意を込めてお話ししています。

“お願いです。オフィス機器様たちよ。あなたたちが大事な時に突然へそを曲げてしまうことが私には恐怖です。長い間、酷使されても文句も言わず働いてくださって、本当に有難うございます”

その会社のオフィス機器は、創業から推定すると10年以上働いていることになります。
入社当時は、営業の方の「早く!早く!」と指示があると、コピー機、パソコンの不具合が発生し、間に合わず怒られ、“私はオフィス機器に呪われているのかもしれない”と思ったことさえあります。

今日も薄暗くなって、オフィスを閉めるとき自然に、「パソコン、コピー機…。今日も一日お疲れ様でした。いつも有難うございます。」の言葉が出てくるようになりました。新人の営業事務員はオフィス機器のしもべです。

仕事はとても楽しく、自分で指示通りに完璧に出来た時は本当にうれしかったです。入社して1年たったころには、綺麗に揃った大量の資料を、自己満足に浸りうっとりと眺める余裕も出てきました。それも、良く働いてくれる機器があったからこそです。

転職して別の仕事に就いた時も、最初はなかなか言うことを聞いてくれないことがありましたが”声掛け”をすることによって、仕事がうまくいくようになりました。
オフィス機器は生き物だと感じています。
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リサイクルトナーと新品の違いとは

トナーはレーザープリンターなどに使われていますが、新品を販売しているほか、リサイクルトナーも販売されています。実際のところ、リサイクルされたトナーと新品ではどんな違いがあるでしょうか。

新品は一から作られるものですが、リサイクルの場合には使用済みトナーを回収し、洗浄と注入と組み立てを行ってから販売します。したがって人によっては新品のトナーが良いという人もいますし、リサイクル品でも使えれば良いという人もいます。

新品とリサイクル品の最大の違いは価格面がもっとも顕著となります。リサイクルトナーは純正品に比べて半額以下で販売されているのが通常であり、コストを削減したいオフィスや自宅で人気があります。オフィスで一年間使い続けてみれば、数万円も違っていることも考えられます。
リサイクル品だからこそエコといわれるのは、トナーを新たに作るエネルギーが節約されるためです。環境に配慮をする会社では、新品よりもリサイクル品を選ぶ傾向にあります。

リサイクルされた製品は一段階性能が劣るといったイメージもありますが、洗浄と検査を経て組み立てられ販売されているものなので、決して性能的に劣るといったことはありません。多少の傷があるとしても、それは製品には影響がないでしょう。

リサイクルのトナーを使っていて、不具合が出たという報告も多々あることは事実です。トラブルのなかには、トナーに関係ないプリンターの汚れなどが原因であるのに、中古品のトナーのせいにしているといったケースもあります。このへんはリサイクル品の評価が一段階低いための、悲しい運命といったところでしょう。

私の会社では三重県津市のリサイクルトナー業者を長らく使っておりますが、品質も良く満足しています。