この話はまず約2週間前に遡ります。
わたしは以前あるアーティストのライブに行き、それがとても楽しかったので機会があればまた行きたいと思っていました。
すると数日後全国ツアーをするという情報が耳に入りました。わたしはファンクラブのようなものに入っていたので、そこから申し込めば当選すると思っていました。
しかし、私が申し込んだ会場は倍率が高く、見事に落選してしまいました。そんな私に希望の光が差したのです。
なんとファンクラブサイトではなく、通常のオフィシャルサイトからも申し込むことができるのです。
最高で3公演まで申し込むことができるということでした。そのため近場を2か所と、少し遠めの場所を1か所申し込みしました。
その申し込みの当選結果が2週間後に発表されるのです。
当選しても落選しても携帯のメールにて知らせが来ます。その結果発表を待つこと2週間。
その日まで私はあまり気にしないように努めました。気にしすぎると当選しない気がしたからです。結果発表の日はほぼ忘れていました。
結果発表当日、私は朝ご飯をカフェで食べようと計画していたため、徒歩で30分ほどかかるカフェまで行きました。
時間帯ではまだモーニングをやっているじかんだったのですが、私が食べたかったのはグランドメニューに載っているものだったので、それを注文すると「モーニングをお付けすることができます。」と店員さんに言われたので、モーニングの中で前から食べたいと思っていたものを注文しました。
グランドメニューのものもモーニングもとても美味しくてお腹がパンパンになるまで食べてしまいました。
お腹いっぱいでねむくなってきたわたしはなんとか家にたどり着くと楽な姿勢になりながらテレビを見て、いつの間にか眠ってしまいました。
ふと目が覚めるともう夕方でした。時間を見ようと形態を開いた私は3件のメールが届いているのを発見すると、何のメールだろうと思いながら眠い目をこすりながら一通ずつ開いてみました。
それはツアーの当選結果の通知でした。近場の2か所は落選してしまい「やっぱりそうかー」とあきらめていた私ですが3通目のメールを読み、目を疑いました。
それは少し遠めの会場の当選結果でした。なんと当選していたのです。
えぇっ!と驚いたのと同時に「やったー」と心の中でなんども叫びました。