以前から気になっていた天才スピヴェットをようやく見ることができました。
ミニシアターで上映されていたときにそのPOPがすごくかわいくていつか見てみたいなぁと思っていたのですが上映期間を逃してしまいそのままずるずると時間がたってしまいました。
そして先日huluで配信されているのを知り早速見てみたのですが、内容に関してはほとんど情報を入れないで見たので思っていたものとまったく違うストーリー展開にすごく楽しむことができました。
モンタナの農場で暮らすスピヴェットは10歳ながら天才的頭脳を持っており、ある発明を認められワシントンDCでのスピーチを求められます。
もちろん学会はその研究をした本人が10歳の子供とは知らないのでスピヴェットもそれを隠したまま一人遠く離れたワシントンまで旅に出ます。
旅の途中で無賃乗車をしたり、警察に追いかけられたり、ヒッチハイクをしたり色々な経験をしながらスピヴェットは遠く離れた家族のこと、死んでしまった双子の弟のことを思います。
とにかく映像がかわいくて終始見入ってしまいました。
農場で暮らすお父さんはゴリゴリのカウボーイでお母さんは昆虫学者という変わり者夫婦ですがその二人の仲の良さもすごく素敵だなぁと思います。
そしてお母さんをヘレナ・ボナム=カーターが演じていて、出演しているのを知らなかったのですごくびっくりしました。
ちょっと変わり者の役を演じさせたら彼女はやはりすごく生き生きするんだなあと再認識し、より一層ファンになりました。
スピヴェットがワシントンで披露したスピーチはとても素晴らしく、そのシーンは特に印象的でした。
弟の死の原因は自分にあると自分を責め続けていたスピヴェットと子供の死を受け止めきれない母親がTV番組で再会を果たし本当の気持ちを伝えあい視聴者そっちのけでさっさと家路につくシーンもすごくすっきりするところがありました。
全体を通して家族の暖かさを感じることができる作品でした。
ちなみに主人公のスピヴェット役を演じた少年について調べたところ彼は本当に天才らしく、6か国語を喋れるスーパーキッズだそうです。
これからの彼の活躍にも期待しています。