我が家には、小さな家庭菜園があります。
夏は、きゅうり、トマト、ピーマン、なす、ジャガイモなど栽培しています。
冬は大根やねぎ、白菜などなど。
今までプランターでプチトマトを作るというレベルの家庭菜園をしたことがなかったのですが、今年から放置していた畑を耕して、そこで家庭菜園を始めました。
始めは順調でした。
毎日水やりをし、日々成長する野菜たちを見ては、収穫を楽しみにしていました。
ある程度大きくなり、葉が生い茂るようになってくると、野菜たちが次々と謎の不調に陥っていきました。
葉っぱが穴だらけなのです。
プランターの時はこんなことにはならなかったのに。
私には初めての経験でした。
虫にかじられたのだろうということはわかったのですが、肝心の虫がどこにいるのか見当たりませんでした。
ネットで検索してみると、考えられる虫は「アブラムシ」と「カメムシ」でした。
何度も何度も虫を捜索していると、やはり両方ともいました。
アブラムシは葉っぱの裏に潜んでいて見えなかったし、カメムシは夜~朝早くに葉っぱにくっついているそうで、なかなか遭遇せずに見つけられなかったようです。
できれば無農薬で栽培したかったのですが、こうも葉っぱを食べられてばかりだと、育つものも育ちません。
そこで私は、できるだけ害のない、農薬を使うことにしました。
ホームセンターで農薬を買ってきて、家にあるジョウロに入れて水でうすめ、それを畑に撒きました。
畑も広いので、何度も何度も水場と畑を往復しました。
そうして畑一面に巻き終え、しばらく様子を見ることにしました。
なるほど、虫はだいぶ減っていました。
しかし、まだ全てがいなくなった訳ではありませんでした。
時間をおいてから2度目の農薬散布をしようと思ったのですが、また水場と畑を往復するのかと思うと、どうにもめんどくさい・・・。
家庭菜園をやっている親戚に何かいい方法はないかと聞いてみると、”噴霧器”を使えば楽だよと教えてもらいました。
タンクの中に水でうすめた農薬を入れ、手でノズルのついたホースを持ち、もう片方の手でポンプをしゅこしゅこ押して農薬を霧状に噴き出させるという道具です。
早速親戚に借りて、それで農薬を撒いてみました。
かなり楽に、しかも効果的に撒けました。
ジョウロよりも満遍なく撒けたし、霧状といえどもある程度の水圧があるので、その水圧で葉にくっついた虫がある程度落ちてくれるのです。
そして植物に対して効率よく撒けるので、薬剤の無駄もありません。
ジョウロだと、関係ないところにまで撒くことになっていまいますからね。
これは家庭菜園をやるには必需品だと思って、購入することにしました。
手動ポンプ式のものなら、そんなに高くなかったので。
これからも、虫との戦いはまだまだ続きそうですが、がんばります。